【Lightroom CC 2015】書き出し処理
2016/06/09
目次
Lightroom CC 2015での書き出し処理について調べたことをまとめました。
書き出し処理とは
Lightroomでの書き出し処理とは、 現像処理等を行った画像をRAWファイルからjpeg等へといったように特定のファイルフォーマットに変更して、実際に使用する画像を作成する処理となります。
※RAWファイルそのままでは、写真を印刷したり、ブログにアップロードとかできないですからね。
書き出し設定
[ファイル]―[書き出し]と選択すると、書き出しの設定画面が表示されます。(画像を右クリックし「書き出し」を選択でも良いです)
この画面設定した内容をプリセットとして登録することで、書き出し処理のたびにいちいち設定を行う必要が無くなります。
書き出し場所の設定
書き出した写真をどのフォルダに保存するのかを設定します。
書き出し先/フォルダー
「書き出し先」の部分でどこに書き出すかの設定を行います。
「特手のフォルダー」を選択した場合は、「フォルダー」の部分で書き出し先のフォルダーを指定する必要はあります。

それ以外の場合は、特にフォルダーを指定す必要はありません。
※「フォルダーを後で選択」を選んだ場合は、書き出し処理ごとに書き出すフォルダーを指定します。
また、指定したフォルダにサブフォルダを作成して、そこに保存したい場合は「サブフォルダ―に保存」のチェックをいれて、サブフォルダの名前をしてしてください。

既存のファイル
ここは書き出し先に同じファイル名のデータがあった場合にどうするかの設定となります。
下記の方法が選択できますが、私は「処理方法を確認」にして毎回どうするか指定しています。
- 処理方法を確認
- 書き出したファイルの新しい名前を選択
- 確認せず上書き
- 無視
ファイルの名前
書き出すファイルの名前を設定します。
ここで設定を行わない場合は、もとのファイル名がそのまま使用されますので、必要が無い場合は特に設定を行う必要はありません。
ファイル名を変更する場合
設定を行う場合は、「変更後の名前」にチェックを入れて「ファイル名」の部分をクリックします。
どのようにファイルの名前を付けるかを選択できるので、最初から用意されている設定を選択するか、「編集」を選択して自分好みのファイル名になるように設定を行います。

「編集」を選択すると、「ファイル名テンプレートエディター」が表示されるので、自分好みのファイル名になるように設定を行います。

ビデオ
ファイル設定
書き出すファイルのフォーマット(画像形式)や画質、カラースペースなどを設定します。
「JPEG」「PSD」「TIFF」「(Digtal Native)DNG」「元画像」から用途によって画像形式を選択します。
今回は、普段よく使うであろう「JPEG」の設定について詳しく説明します。(その他の画像形式については、サラッと説明します。)
JPEG
皆さんがよく知っているJPEGです。
写真をプリントする場合や、webに掲載する場合はこちらを選択します。

画質
使用する用途によって設定をおこないます。
例えば印刷用ならば「100」で、ブログなどのweb用であれば「90」といったように決めていきますが、画質が良くなると当然ファイルサイズも大きくなるので、いろいろと試してみて自分で納得する数値を決定してください。
ちなみに私は印刷用は「100」でweb用は「90」といったように設定しています。

カラースペース
JPEGの場合カラースペースは「sRGB」を選択します。
AdobeRGBはAdobeが提唱している規格で、sRGBよりもきめ細かい色を表示できるのですが、対応したソフトやディスプレイ、プリンターなどが必要になり、対応していないディスプレイやプリンターを使うと劣化表示されてしまいます。
ProPhoto RGBはAdobeRGBよりもさらに広い色空間を表示できるのですが、こちらも対応したディスプレイやプリンターが必要となります。
ファイルサイズの制限
ファイルサイズを制限したい場合チェックを入れて、ファイルサイズを指定します。
PSD
TIFF
JPEGよりも高解像度の写真が必要な場合に選択します。
また、編集を繰り返しても画像が劣化しないといわれていますが、RAWファイルを残しておけば良いのであまり使わないかも知れません。(私は使ったことがありません。)
DNG
Adobeが提唱するRAWファイルの形式です。
通常デジタルカメラで使っているRAWファイルはメーカーごとに互換性がないのですが、それを統一しようとしてadobeが提唱しました。
この形式を使うことで、汎用性の高いファイルになるとadobeは考えているようです。
どんな時に使えば良いのか、私にはまだわかりません。
元画像
もとのファイルと同じ形式で保存されます。
RAWファイルを編集する場合はあまり意味ないかもしれませんね。
画像のサイズ調整
書き出す写真のサイズを調整できるので、web用の写真を書き出すときに良く使っています。
「サイズを変更して合わせる」にチェックを入れて、サイズを指定する項目を選択します。
web用の写真を書き出すときは、「長辺」選択してあげると画面からはみ出すことが防げるので重宝しています。
解像度
ここは特に変更しなくてもよいです。
シャープ出力
シャープネス設定を行うかどうかの設定を行うかのどうかの設定です。
通常はシャープネスの設定は「現像」の処理を行う際に行うので、ここでは設定を行う必要はないので、チェックを外しておきます。

メタデータ
写真にメタデータ情報を付けるかどうかの設定です。
ここの設定で気をつけるのは、「個人情報」をばらまかないようにするという事です。
とりえあずは、「著作権情報のみ」を選択すれば問題ないです。

GPS機能付きのカメラなどで撮影した写真には、撮影した場所が記録されていたり、カメラの著作権情報に本名が設定されている場合は本名の情報がばらまかれてしまします。
例えば自宅の写真を撮影した写真のExifに撮影場所のデータが残っていると、自宅の場所が分かってしまします…
カメラの撮影状態などのメタデータを残したい場合は、「すべてのメタデータ」を選択して「人物情報を削除」と「場所情報を削除」にチェックを入れておきましょう。
透かし
写真に透かしを入れたい場合は、ここで設定を行います。
「透かし」にチェックをいれて、「透かしを編集」を選択すると詳細な透かしの設定を行うことが出来ます。
「透かしエディター」が起動して透かしの内容や、表示場所の設定等が行えます。
設定完了後に「保存」ボタンを押下すると、「新規プリセット」ウィンドウが表示されるので、プリセット名を設定して「作成」ボタンを押下することで、透かしの設定を保存することが出来ます。
作成したプリセットは使用する場合は、透かしの設定箇所で作成したプリセットを選択します。
※上の画像はブログ用というプリセットを作成して、選択しているところです。
後処理
書き出し後に何か処理を行う場合設定をします。
下記の中から選択するのですが、通常は「なにもしない」を選択しておきます。
- なにもしない
- エクスプローラーで表示
- Adobe Photoshopで開く
- 他のアプリケーションで開く
プリセットに追加
書き出しの設定が完了しましたら、「追加」ボタンを押下してこれまでの設定をプリセットとして保存しておきましょう。

「新規プリセット」ウィンドウが表示されるので、「プリセット名」と「フォルダー」を指定し「作成」ボタンを押下することで、書き出しの設定をプリセットとして保存することが出来ます

これで、いつでも作成したプリセットの設定で写真を書き出すことが出来るようになりました。
このプリセットは必要に応じて、複数作成することが出来るので、用途に合わせてプリセットを作成しておきましょう。
書き出し処理
書き出し用のプリセットが作成出来たら、それを利用してファイルを書き出します。
書き出す写真上で右クリックをし[書き出し]-[作成したプリセット]を選択することで、作成したプリセットの設定を使って写真を書き出すことが出来ます。
他の書き出し方法としては、[ファイル]-[書き出し]と選択し表示されたウィンドウ上で作成したプリセットを選択し、「書き出し」ボタンを押下することでも写真を書き出すことが出来ます。
以上です。